オッズの方式と種類について
オッズの方式と種類について
ギャンブルはいろいろなものがありますが、賭けて当たれば配当が返ってくるという根本は同じ。
このページでは、その配当の素となる「オッズ」について、ブックメーカーに特化して説明します。
日本のオッズとの違いについて
ギャンブルの配当を決める方法はいくつかあります。
ここでは、日本と海外でのオッズ方式の違いが解りやすいので、
日本の公営ギャンブルなどで利用されている「パリミュチュエル方式」と
海外のブックメーカーが採用している「ブックメーカー方式」を説明します。
この2つは、胴元と参加者(プレイヤー)の関係性がはっきりと違うので、とても解り易いですよ。
Parimutuel betting:パリミュチュエル方式
まずは、日本の公営ギャンブルなどで利用されている方法を説明します。
この日本で利用されている方式を「パリミュチュエル方式」といいます。
パリミュチュエル方式(Parimutuel betting)とは、
日本の競馬や競艇・totoなどと同様となります。
簡単に言うと、配当が購入時はわからない。
これが「パリミュチュエル方式」です。
競馬と例に話をすると、まず参加者は、馬の状態やニュースを見て、
JRAなどの馬券売場で自分の予想する馬券を購入します。
当然ながら、勝った時の確定した配当は、この時点ではわかりません。
その後、全ての参加者が購入を終え、レース直前に締め切られ、全てのプールされた金額から
運営費などの諸経費を控除し、残った金額から配当が確定します。
なので、「パリミュチュエル方式」の場合、自分が購入した馬券のオッズはレースの直前まで
どんどん変動するので、配当に影響を受けてしまいます。
3倍のオッズの時に馬券を購入しても、レース直前のオッズ確定で1.5倍だった場合は、
1.5倍の配当しか貰う事ができません。
自分の予想する馬が、一番人気で、予想以上に殺到して1.2倍ぐらいになってしまたら・・・
勝っても見入りが少なくて、凹んでしまいますよね。
最後に、この方式の場合の最大の特徴ですが、胴元が必ず儲かる仕組みとなっている点です。
経費などを控除した金額の残りを参加者が分け合うのですから、当然と言えば当然ですよね。
Bookmaker betting:ブックメーカー方式
次に、海外のブックメーカーで利用されている方法を説明します。
このブックメーカーで利用されている方式を「ブックメーカー方式」といいます。
ブックメーカー方式(Bookmaker betting)とは、名前のままではありますが、
海外ブックメーカーが採用しているオッズを決める方式です。
簡単に言うと、購入する時点で既に配当率が発表されている。
これが「ブックメーカー方式」です。
こちらも競馬と例に話をすると、まず参加者は、
胴元となるブックメーカーから自分の予想する馬券を購入します。
ブックメーカー方式は、この時点で、「3倍のオッズを購入する」など、
配当が確定した馬券を購入します。
その後、全ての参加者が購入を終え、レースが終了したら、
購入したままの、3倍の配当の支払いを受けます。
日本の競馬の場合、一番人気の馬に集中してしまうと、先程説明した通り、
オッズが1.2倍とかになったりしますよね。
「ブックメーカー方式」の場合、パリミュチュエル方式と違い、
どれだけ1頭の馬に人気が集中しても購入時のオッズが変動するなどの影響を受ける事がありません。
「配当がレース前に確定している。」
「ブックメーカー方式」の最大の特徴はこれになります。
この点がブックメーカーをどんどん面白く、
そして、いろんな投資方法を見つけさせてくれるのです。
(ブックメーカー)=(胴元)=(国営・公営・民間企業)
ブックメーカーの世界では、この3つは、同じ物になります。
この図式とブックメーカー方式(購入する時点で既に配当率が発表)
から簡単にわかる事が一つあります。
「当然、ブックメーカーごとにオッズは違う」
なので、パリミュチュエル方式のギャンブルと違い、
ブックメーカーでは、自分の予想する勝者に、
より高いオッズがついているブックメーカーを選んで、購入する事ができるんです!
だから、アービトラージという投資方法が生まれたのでしょう。
当然、オッズの高い・低いだけが違いだけではありません。
勝者も違う場合があります。これはよく考えると・・・
(この続きは、必勝法:アービトラージ投資法で説明します)
ただ、デメリットもあります。
よく聞く話ですが、賭けていた馬や選手が出走を見合わせたり、怪我で出場しなかった場合。
「パリミュチュエル方式」の場合は、返金されますが、
「ブックメーカー方式」の場合は、「ハズレた」とみなされます。
先に決まっている物に賭けるのと、出揃った後に確定する物の違いですから当然ではあります。
時間軸別の2種類のオッズ
ブックメーカーでは、ベット別の配当が、大きく分けると時間軸に応じて2種類のオッズが存在し、
それぞれ、賭けた上での配当という意味では同じですが「前」か「最中」かという楽しめ方が異なります。
ここでは、以下の2種類のそれぞれの説明をいたします。
・通常ベットとオッズ
・ライブベットとオッズ
2種類のベット方法について
ブックメーカーでは、ベット方法が、大きく分けると2種類存在します。
日本の公営ギャンブルでも、同様の方式が使われているので、既に馴染み深く、
説明する必要もないと思いますが、軽くご紹介いたします。
ここでは、以下の2種類のそれぞれの説明をいたします。
・シングルベット
・マルチベット
オッズの表示形式について
ブックメーカーのオッズの表示形式は日本でよく使われている方法も含めて、大きく分けて3種類。
この3種類を理解し、一番自分で使いやすい方法でオッズを表示し、利用するとよいでしょう。
ここでは、以下の3種類のオッズの表示形式について説明しましょう。
・アメリカ式(American Odds)
・フラクショナル式(Fractional Odds)
・デシマル式(Decimal Odds)
しっかりと知識を身につけて、勝負に強くなりましょう!